発展途上国の医療事情

AGA治療薬として有名なプロペシアは、価格が高いことで知られています。プロペシアはアメリカの製薬会社が開発した薬であり、日本のAGA治療薬として認可されている正式なものになりますが、AGA治療は保険適用外であることも相まって、プロペシアの長期服用が経済的な負担となり、治療を諦めてしまう男性もいるほどです。
プロペシアの価格の高さをカバーする薬として注目されているのが、インドの製薬会社が開発するフィンペシアです。フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品の立場であり、価格は7分の1という驚きの安さを誇ります。
フィンペシアの価格の安さは、インドの人件費が関係しています。アメリカは誰もが知る先進国で人件費や設備費において、世界基準で見ると非常に高くなっています。インドは発展途上国とあり、アメリカよりも全ての費用が安く済む傾向にあります。
フィンペシアがあまりにも安いために効果に疑問を持つ声がたまに聞かれますが、発展途上国ならではの経済事情により、開発費の安さがそのまま薬の安さに直結していることが大きな理由です。
プロペシアのジェネリック医薬品とされるフィンペシアではありますが、実のところ、正式なジェネリック医薬品ではありません。プロペシアの特許が切れるのは2019年です。特許が切れるまで、ジェネリック医薬品は製造・販売できないのが常識となっています。
それでもフィンペシアが流通しているのは、インドという国自体が、医薬品の特許条約に加盟していないのが原因です。
発展途上国ではHIVやマラリアなどの感染が広がっており、特許を独占している国の治療薬の費用が払えない、貧しい人の治療に支障をきたすことも関係しているとされています。